こんにちは!タクミです!

今回はタツノオトシゴについてです。

タツノオトシゴは不思議な見た目をしていますが、ヨウジウオなどと同じくトゲウオの仲間で魚の仲間となります。
タツノオトシゴの仲間は体が骨板という硬い板状の骨で覆われており、尾びれが無い代わりに海藻に巻き付けやすい形をしている種類が多くいます。
この姿が竜や馬の外見に通じることから「竜の落とし子」「海馬」「シーホース」などの名前が付けられたものとみられます。
一般的な魚が推進力を得るのに最もよく使うひれは尾びれですが、タツノオトシゴの最も目立つひれは背びれです。この形態は、長距離を早く移動するのには適しませんが、タツノオトシゴが生活する藻や海草が入り組んだ環境で小回りが効き、派手に動く大きなヒレがないことで獲物や天敵にも見つかりにくいという利点があります。
そんなタツノオトシゴですが、魚界のイクメンと言われていることでもしられています。
タツノオトシゴのオスの腹部には「育児嚢(いくじのう)」と呼ばれる袋があり、メスはそこに卵を産み付けます。
するとオスのお腹は膨れ、うかするまで卵を守り、育てます。
卵がうかすると体を「く」の字に曲げることで子どもを育児嚢からだします。
この様子からタツノオトシゴは「オスが出産する魚」と表現されることもあります。

タツノオトシゴは、その外見から水族館でもよくみかける存在で、観賞魚としても人気の魚です。
個性的な外見と生態、干支になるのも馴染み深い魚だからかも知れません。

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